ノダッコデイズ vol.2

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デュシャンと村上隆
 


私は現在現代美術講義のTAをやっています。

本日はこいつ、マルセル・デュシャンや村上隆のオタクフィギュアについてだった。

デュシャンの便器なんて、正直モダンアートの言説を語る上では腐るほど引用されるし、現代美術の作家も意識してるやつだから、なんかもうある種のカノンみたいに思えて、今更この作品についてどーのこーのとは思いませんでした。まぁよくわらかん、とゆうか、美術とは知的なものだと。

でも、今日改めてこの作品について考えてみた。

私はこいつを初めて知ったのはきっと3,4年前で、その時どう感じたか、はたまた感じなかったのかなんて忘れてしまった。
でも、この作品が便器だって気付かなかったんだ。
だからなんかのオブジェだと思ったんではないかな。
それか、これが「美術です」って言われるわけを先に知ってしまってたか。

今日学部生の話をよーーく聞いていたら、「美術ってのは見ててここちいいものだとゆう認識があるから、こんな作品を美術と呼ぶなんて胸糞悪くなる」って言ってる人がいた。
この美術=心地いいもの、きれいなもの、ってゆう認識は当然たと思う。

デュシャンは美術という制度にはむかって、そんな制度なんてくそくらえだってゆう気持ちでこの作品を制作したって言われてるし、まぁ実際そうなんだろう。
でも、私はこれを美術作品と思っていた。とゆうか、疑いもしなかった。

じゃあ、私にとっての美術の定義ってなんなんだろう?

と思った時に、ぱっと答えが出なかった。

好きな作家はたくさんいると思ってる。
マイケル・リンやジェームス・タレル、もちろんマティスに照屋勇賢、宮島達夫、河鍋暁斎、マルセル・デュマスもいいし、ルネサンス美術も好きだ。べただけど、フェルメールなんかも普通に好きだし、建築家はもっとベタだけどコルビジェやレンゾ・ピアノが好きだ。
じゃあ、この「好き」をつなぐ基準って自分の中にあるのかな?

私がこれは美術だわ!って思うものって、やっぱり「きれいなもの」なんだと思う。宮島なんかはすごくコンセプチュアルだけど、やっぱりネオンの色彩が素敵だなって思うし。
でも、「好き」って気持ちは置いといても、これは美術だなーって思うものもある。
特に先日お話をした方法論美術作家や新国誠一はすごい正統的な美術って思った。
新国誠一は形も美しかったけど、きっと表現に至るまでの思考なんだ。

だから、こないだ見たアヴァンギャルド・チャイナはすごい汚い美術だと思ったけど、作品の裏にある思考をガンガンに感じたからまぎれもない「美術」って思った。
思考と作品がぴったりしているものを、今の私は「美術」って定義づけてるんだと思う。
プロのアーティストなんだから、つくる理由があってほしいって。

でも、先日お会いした人が、「言ってることと表現が全然違うから魅力的な作家がたくさんいるんだよ」って言ってて、それもそうだなと思ってしまった。

村上隆は別に好きか嫌いかは置いといて、美術を何でつくるのかってゆうその土台を巧みな思考と言説と知識で補っているってか、固めてて、戦略的だなって感じるけど作品の奥に「思考」を感じるから美術だと思う。

もしかしたら、どんどんかわるのかもしれないけど、せっかくのいい機会だから私にとっての「美術」って何だろうって、考えていきたいと思っています。
そして、カノンとして崇められているものこそ疑っていかないとダメなんだって、今更気づきました。
だから論文困ってる。もう誰の言葉も信じられなくなって、論文読んでも画家の言葉を読んでも、ぜーーーんぶ嘘っぱちに聞こえてしまう。から、一体何に頼ればいいのかわからない。発表できるのか??

とりあえず今日はデュシャンを今更ながら考える機会になったし、美術についても考えるきっかけになったからよかった。
来週はヤノベケンジに会ってくる!アトムスーツ!!
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